血と骨ターミナル

2004年12月08日

オールド・ボーイ

韓国 (2004)

監督:パク・チャヌク
出演:チェ・ミンシク、ユ・ジテ、カン・ヘジョン

オープニングのハングルを見て、韓国映画を初めて見るのだと気がついた。
しかし無駄な説明のないテンポの良さに、
作り手のいたずら心にも感じる笑いのスパイスが効いてて
上質のエンターテイメントに仕上がってると思う。
「サスペンス」と「面白い」という二つの言葉の意味が
辞書で説明されている通りに素直に感じられる。

はじめっからいいテンポでくすっと笑わせてくれたけど
実は腹の出た酔っ払い親父がデスだと気づくのにちょっと時間がかかった。
チラシやポスターになってる解放後の姿とは全く違うんだもん。
それだけこの映画のために体を作ったってことだよね、天晴!

それにしても『憎しみ』が何から生まれるのか、それを考えるとぞっとする。
何事もなく生きてきたつもりでいても、自分の気づかないところで
誰かに深い深い憎しみを抱かせているかもしれない。
15年監禁されても思い出せないくらいささやかな出来事で・・・。
これぞサスペンスだな。

そして、そういう復讐があるのか・・・と愕然とさせられる話でもある。
愛が憎しみを生み、愛を道具に復讐し、愛に帰結する・・・。
これ以上書いてしまうと15年監禁されるかもしれないのでここまでにしとこう。
気になる人は見るべし。

デスが15年食べ続けた餃子・・・美味しそうだったぞ。

オフィシャルサイト

at 22:56│TrackBack(1) あ行 | 韓国

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1. オールドボーイ  [ 月影の舞 ]   2005年07月04日 14:48
「オールドボーイ」 やっと観られたあ!! 全国に遅れをとって、二日間だけの上映。 しかも、映画館ではなく海沿いのとあるホール。 いやあ、迫力あって、スピード感があって、ものすごく 深いテーマが感じられた映画だった。 展開の速さと謎に迫っていくところの...
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