恋とスフレと娘とわたしボーン・アルティメイタム

2007年10月24日

題名のない子守唄

イタリア (2006)

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:クセニア・ラパポルト、ミケーレ・プラチド


願望をいつしか現実だと思い込んでしまう。
そう思うことで救われることもあるのだろう。

女は悲しい生き物だと、断定したくはないけれど、
種明かしされる彼女の人生は、やっぱり悲しい。

過去も現在も複雑に蛇行しながらストーリーは進む。
見ていて決して心安らぐことなく、
やるせなさやせつなさを感じながら見守るしかない。

なのに後味がとてもいいのは
最後のシーンが温かいからかな。
トルナトーレの目線は、やっぱり優しい。

『題名のない子守唄』オフィシャルサイト

at 22:55│TrackBack(0) た行 | イタリア

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