2008年02月28日

マリア・カラス最後の恋

イタリア (2005)

監督:ジョルジオ・カピターニ
出演:ルイーザ・ラニエリ、ジェラール・ダルモン


マリア・カラスよりも、オナシスという人間に興味を持った。
この映画のどこまでが事実なのだろう。
ジャクリーン・ケネディとの結婚は、
彼にとってどういうものだったのだろう。

この映画を、マリア・カラスの悲劇だと思っていたけれど、
オナシスとの恋愛に関して、決してそんな風に見えなかった。

形の上ではマリアがオナシスに捨てられたことになるのだろうけど、
私の見る限りこの映画では、オナシスが本当に愛したのは
マリアだけだったのかもしれないと思わせる空気がある。

愛していることを自覚できずに彼女を捨ててしまうオナシス。
そんな彼の人生にこそ、より深い悲劇性を感じてしまった。

泣き虫で幼さが消えなかったマリア・カラスは、
オナシスとの別れを乗り越えてやっと、
凛とした大人のマリア・カラスへと変貌を遂げる。

それが、前に見た映画「永遠のマリア・カラス」に通じる
マリア・カラス像に重なってゆくのである。


映画『マリア・カラス最後の恋』公式サイト

at 23:32│TrackBack(0)ま行 | イタリア

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