か行

2009年04月29日

グラン・トリノ

アメリカ (2008)

監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ビー・ヴァン、アーニー・ハー


頑固じじぃ具合がたまらなく良かったな。
他人事だから、だけど。
もしも自分の祖父だったり父だったりしたら
喧嘩ばっかりしてしまうと思うからね。

頑固で偏屈なじぃ様は、最後まで偏屈。
あのエンディングは賛否両論あるかもしれないけど
偏屈な男は周りに理解されなくても曲げないもの。
この話の主人公が選ぶ最後としては、やっぱりあれで良い。

主人公だからって別に正しいいい人でなきゃいけないってわけじゃないのだ。

散髪屋のシーンが一時代前の男の世界の香りがして好きだったな。

映画『グラン・トリノ』オフィシャルサイト

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2009年02月04日

宮廷画家ゴヤは見た

アメリカ/スペイン (2006)

監督:ミロス・フォアマン
出演:ハビエル・バルデム、ナタリー・ポートマン、ステラン・ステルスガルド


ゴヤって正直な人だったんだなぁ。
王妃が「自分はこんなんじゃないっ!」って怒った絵、
笑っちゃうほどそっくりだったもんなぁ。

そんなゴヤを観察者という位置において描かれたこの映画の、
主役はやっぱりロレンソ神父とイネスなのかな。
でも彼らも脇役に感じるほど、この時代そのものが激烈。

ロレンソはすんごくイヤな奴だけど、あの時代を生き抜くためには
そうならなきゃいられなかったんだろうなと思う。
そのえげつなさがわかり易すぎて、ある意味可愛く見えてしまった。
イネスの身になったら冗談じゃないけど。

そんな時代のそんな国に生まれなくて良かったと心底ほっとした。


映画『宮廷画家ゴヤは見た』公式サイト

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2008年09月17日

グーグーだって猫である

日本 (2008)

監督:犬童一心
出演:小泉今日子、上野樹里、加瀬亮


小泉今日子、いいなぁ。
自然で、空気感があって、役柄そのものって感じがする。

こんな風に抑制の効いたメンタリティと佇まいの女性に
昔から憧れていた。
自分にないものだから…かな。
大島弓子ってこういう人なんだろうな。

大島弓子の漫画を、知ってはいるけどあんまり読んでこなかったから
見終わった後にとても読みたくなって
この映画に登場する7編を集めたコミックスを買ってしまった。
すっかり映画商戦にはまってしまったのである。


映画「グーグーだって猫である」公式サイト

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2008年06月25日

ぐるりのこと。

日本 (2008)

監督:橋口亮輔
出演:木村多江、リリー・フランキー


胸に染みた。
夫婦っていいなって思った。

泣いちゃうと鼻が詰まってずるずるになって
相棒が鼻をかんでくれようとすると
「かたっぽちゃんと押さえて」なんて言うのが
そのまんま自分と重なって笑ってしまった。

嗚咽しそうなくらいこみ上げてくるけど、
夫婦ならではのおかしみもちゃんとあって、
それが本当に、いい。

もう一度見たい。
相棒と手をつないで。

ぐるりのこと。

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2008年02月09日

歓喜の歌

日本 (2007)

監督:松岡錠司
出演:小林薫、安田成美


落語の世界なのである。
そこここにいそうな嫌な奴の、やることなすこと一つ一つが、
蚊に刺されたところを針の先で突っつくみたいに
イタ気持ちよくこそばゆくツボをついてくるのである。

爆笑でなく、クスリニヤリと口の端が歪むような笑いが堪能できる
地味だけど心地よく和む映画。


映画『歓喜の歌』公式サイト



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