ドイツ

2009年07月15日

愛を読むひと

アメリカ/ドイツ (2008)

監督:スティーヴン・ダルドリー
出演:ケイト・ウィンスレッド、レイフ・ファインズ、デヴィッド・クロス


文化とか国情とか常識とか感じ方とか恥ずかしさの種類とか、
国が違うとなかなか理解できないことがある。
しかも“日本では考えられないこと”っていうのは結構多い。

だから日本で生まれ育った私には、
何でそこまで?と思えてしまったりする。

良く捉えれば、それゆえミステリーが深まるし、
悪く捉えれば、それゆえ共感しづらい。

この作品については、感じたままを正直に書くことははばかられる。
原作をちゃんと読んでみようと思う。

20歳年下を本気にさせるケイト・ウィンスレッドも圧倒的で良かったけど、
少年時代のマイケル、デヴィッド・クロスが表情豊かで良かったな。

『愛を読むひと』公式サイト

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2008年02月13日

いのちの食べかた

ドイツ・オーストリア (2005)

監督:ニコラウス・ゲイハルター
出演:牛、豚、鶏、野菜、穀物、果物


牛や豚や鶏が、どうやって牛肉や豚肉や鶏肉になるのか、
考えたことがなかったなぁと思う。

何故考えようとしなかったのかな。
或いは考えないようにしていたのかも。

説明が一切ない映像を見ていると、いろんなことを考えさせられる。
見て考えるための映画なのだと思う。

それにしても、食品業界の機械ってすごいな。

いのちの食べかた

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2008年01月09日

4分間のピアニスト

ドイツ (2006)

監督:クリス・クラウス
出演:モニカ・ブライブトロイ、ハンナー・ヘルツシュプ


相手の心を開きたかったら、やっぱり自分をさらさなくちゃいけないのだ。
自分の中で蓋を閉めて、自分でも見ないようにしてきたものを
自分の手で蓋を開け、取り出して相手の目の前に差し出さなくては。

「心の交流」なんて言葉を宣伝文句に使うような映画は
本当はあんまり好きじゃないんだけど、
妙に暗く重い空気に惹かれて映画館へ行った。

老ピアノ教師は、もうその姿を見ただけで
その人生に何か重苦しいものがあるとわかる。
女囚ジェニーはその凶暴さに圧倒される。
その破壊的爆発的なエネルギーがどこから来ているのかに
興味をかきたてられる。

そんな二人の甘くないぶつかり合い。
当たり前だけど、物事は簡単にはうまくいかないのだ。
一喜一憂、一進一退。
そして最後の4分間へ。

一瞬でも魂をあんな風に解放できたら、幸せだなと思う。

それにしても、男の嫉妬は恐ろしい。


映画『4分間のピアニスト』公式サイト

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2007年09月19日

厨房で逢いましょう

ドイツ/スイス (2006)

監督:ミヒャエル・ホーフマン
出演:ヨーゼフ・オステンドルフ、シャルロット・ロシュ


何はさておき、スクリーンに出てくる料理の美しさといったら。。。
「官能料理=エロチック・キュイジーヌ」
その言葉の通り、思わず生唾を飲み込んでしまう。

しかしエデンとはまったく欲深な女。

シェフに恋したわけじゃなし。
その料理に恋して絶対自分のものにすると心に決めるシーンは
ちょっと背筋が凍った。

ここまで自己中心的で欲深な女なのに
彼女は彼にとって、やっぱりミューズなのだ。

女の魅力とは何ぞや。

因果な性に生まれついてしまったものだ。
この命題から逃れることは出来そうもない。


『厨房で逢いましょう』オフィシャルサイト

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2007年03月07日

善き人のためのソナタ

ドイツ (2006)

監督:フロリアン・ヘンケル・ファン・ドナースマルク
出演:ウルリッヒ・ミューエ、マルティナ・ゲデック


ベルリンの壁崩壊前の壁の向こうのことを、何も知らなかったなと思う。

1984年の東ドイツ。

見ていて胃が痛くなるような社会状況。
もしも自分がその国に生まれていたら、
どんな人生になっていただろう。

だけど私たちは、1989年にその過酷な状況が
終わるということを知っている。
それだけを救いに、その国に生きる人々を見つめる。
心の中で「もう少しの我慢だからね」とつぶやきながら。

人間らしさを閉じ込めて生きなければならない社会。
人間らしさを取り戻しつつある人がかすかに見せる表情の変化が
静かにゆっくりと心にしみる。
心がほんのりと温かくなる。

キレイな気持ちになれる。

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