イタリア

2008年02月28日

マリア・カラス最後の恋

イタリア (2005)

監督:ジョルジオ・カピターニ
出演:ルイーザ・ラニエリ、ジェラール・ダルモン


マリア・カラスよりも、オナシスという人間に興味を持った。
この映画のどこまでが事実なのだろう。
ジャクリーン・ケネディとの結婚は、
彼にとってどういうものだったのだろう。

この映画を、マリア・カラスの悲劇だと思っていたけれど、
オナシスとの恋愛に関して、決してそんな風に見えなかった。

形の上ではマリアがオナシスに捨てられたことになるのだろうけど、
私の見る限りこの映画では、オナシスが本当に愛したのは
マリアだけだったのかもしれないと思わせる空気がある。

愛していることを自覚できずに彼女を捨ててしまうオナシス。
そんな彼の人生にこそ、より深い悲劇性を感じてしまった。

泣き虫で幼さが消えなかったマリア・カラスは、
オナシスとの別れを乗り越えてやっと、
凛とした大人のマリア・カラスへと変貌を遂げる。

それが、前に見た映画「永遠のマリア・カラス」に通じる
マリア・カラス像に重なってゆくのである。


映画『マリア・カラス最後の恋』公式サイト

at 23:32|PermalinkTrackBack(0)

2007年10月24日

題名のない子守唄

イタリア (2006)

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:クセニア・ラパポルト、ミケーレ・プラチド


願望をいつしか現実だと思い込んでしまう。
そう思うことで救われることもあるのだろう。

女は悲しい生き物だと、断定したくはないけれど、
種明かしされる彼女の人生は、やっぱり悲しい。

過去も現在も複雑に蛇行しながらストーリーは進む。
見ていて決して心安らぐことなく、
やるせなさやせつなさを感じながら見守るしかない。

なのに後味がとてもいいのは
最後のシーンが温かいからかな。
トルナトーレの目線は、やっぱり優しい。

『題名のない子守唄』オフィシャルサイト

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2005年08月24日

マザー・テレサ

イタリア・イギリス (2003)

監督:ファブリッツィオ・コスタ
出演:オリビア・ハッセー、セバスティアーノ・ソマ、ミハエル・メンドル


真実の物語である。
マザー・テレサという人が、よくわかる映画である。
そして信じることの強さを感じられる映画である。

映画の冒頭、青い線の入った白いサリーに身を包んで歩いてくる、
オリビア・ハッセー演じるマザー・テレサを見た瞬間、
「私はこの人を知っている」と思い、気付いたら涙が流れていた。

それほどまでにオリビア・ハッセーが、マザー・テレサそのものだったのかもしれない。

◆  ◆  ◆

マザー・テレサ。

自由で純粋な人。諦めない人。信じることをやめない人。
愛されることより愛することを選んだ人。
そして私には、ユーモアの人だとも感じられた。

困難な事態に直面しても、諦めない人が見せる言動は、
時に、見ている側に笑顔をもたらす。

でも彼女は、決して笑わせようとして言っているわけではないのだ。
望みをかなえるためには、自分に出来ることのすべてを差し出す。

そして、諦めないし信じているから、困難が立ちはだかったときも、
悩まないし、悲しまないし、落ち込まない。

苦しい時もシスター達に、「笑いなさい。笑顔は伝染するのだから。」と。

神に受けた啓示の通り、マザーの意思は常に最も貧しい者と共にあった。
1人でも多くの人を救うためには、物乞いと呼ばれても食糧を集め、
1円も無駄にしたくない思いが、良銭・悪銭問わず、寄付を受ける。

そして、「組織なき幸せがいちばん」だといってはばからず、
最後まで彼女の活動を支援する組織にさえ、同調しなかった。

映画の終わり頃、その理由がわかったとき、
私達は「組織」というものの矛盾にはっとするのだ。

見終わった後、えもいえぬ明るい気持ちになった。
シンプルで力強く、前進し続けたマザー・テレサのパワーに触れて、
自分の中の何かが刺激されたのだと思う。

◆  ◆  ◆

オリビア・ハッセーは、マザー・テレサを20世紀で一番美しい人だといい、
20年以上も演じることを切望していたそうだ。
彼女でなければ、この映画は出来なかっただろうと言われている。

また、監督であるファブリッツィオ・コスタは、
「この映画が、現代でもっとも著名な聖女の人格をすべて映し出しているかどうかはわからない。
しかし、マザーの精神を見つけ出すことさえ出来れば、もうそれだけで十分良い映画であると言えよう。」
と言っている。

見終わった後改めて、マザー・テレサを演じられるのは
オリビア・ハッセー以外に考えられないと思うし、
1時間56分の全編を通して、マザーの精神を強く感じることが出来たと思う。

この映画を、マザー・テレサのドキュメンタリー・ドラマのように感じてしまうのは、
きっと私だけではないはず。

オフィシャル・ホームページ

at 23:39|PermalinkTrackBack(7)

2003年11月07日

永遠のマリア・カラス

イタリア/フランス/イギリス/ルーマニア/スペイン (2002)

監督:フランコ・ゼフェレッリ
出演:ファニー・アルダン

マリア・カラスの知られざる晩年を、
マリア・カラスを愛する人が、こんなこともあったらいいなと
愛と尊敬を込めて作り上げたフィクション。

生き方に芯が通っていて、背筋がピッと伸びている
マリア・カラスという人が、人として女性として、
本当に素敵な人だったんだなぁと感じられる映画でした。

オフィシャルサイト

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2000年01月05日

海の上のピアニスト

イタリア/アメリカ

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ

出演:ティム・ロス

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